プエラリアが影響する女性特有の病気まとめ
(1)プエラリアはホルモンバランスに関係あり
プエラリアがバストアップ製品に用いられているのは、女性ホルモン様物質がたっぷりと含まれているからです。
この物質は体内で女性ホルモン”エストロゲン”と同様の働きをし、乳腺を発達させたり、肌のコラーゲン生成をサポートしたりといったメリットを与えてくれます。
他にも代謝のUP、骨を丈夫に保つ、悪玉コレステロールを減らすなどの効果が期待されており、美容面でも健康面でも非常に優秀な成分であると言えるでしょう。
しかしプエラリアは、摂取方法を間違えると様々な副作用を起こします。
女性ホルモン様物質は多くのメリットを与えてくれる反面、重篤な症状・病気に繋がる可能性があるのです。
次の項目では、プエラリアが影響する女性特有の病気をまとめます。
すでにその病気に罹っている人が摂取を控えるのはもちろん、健康な人はしっかりと危機意識を持ってプエラリアを摂取して下さい。
(2)プエラリアが関係する女性特有の7つ病気
プエラリアは女性ホルモン様物質を含んでいるため、女性ホルモンが関与する病気と関与しています。
特にバストと子宮の病気には注意しましょう。
ここでは特に覚えておきたい7つの病気(症状)をまとめます。
・乳がん
乳腺にできる腫瘍を指します。
プエラリアは乳腺を発達させてバストを大きくするため、乳がんの進行を早めるのではないかと言われています。
胃がんや肺がんと同様に死亡率が高いものの、早期発見すれば治療が容易です。
プエラリアを飲み始めてしこりができ、しかも大きくなりつつある場合はすぐに医師の診察を受けましょう。
・子宮頸がん
子宮の入り口付近にできるガンを指します。
自覚症状はなく、違和感を自覚した時にはもう子宮を摘出するしかない状態に至っていることが多い病気。
しかし進行が遅いため、2年に1度の定期検診を受ければ早期発見に繋がるようです。
・子宮内膜症
子宮の内側にある膜(子宮内膜)が、卵巣や腹膜に入り込む病気です。
月経期が来ても血液が排出されず体内に溜まるため、激しい痛みを感じることがあります。
生殖年齢の女性のおよそ1割と、多くの女性が罹患していると考えられています。
・子宮筋腫
子宮の筋肉にできる腫瘍を指します。
特に自覚症状はありませんが、生理の出血量増加により貧血に陥る可能性があります。
また、不妊や流産の原因になることも。
閉経すると大部分の子宮筋腫は委縮しますが、赤ちゃんが欲しい女性はしっかり予防しなくてはならない病気です。
・不妊
妊娠を希望し、約1年以上の性生活を送っているにもかかわらず妊娠が成立しない場合、不妊であると診断されます。
原因は多様で特定が難しいものの、排卵障害や子宮の病気が強く影響しているケースが多いようです。
・PMS
別名は月経前症候群。
月経(生理)の前に心身の不調が現れる場合、PMSであると考えられます。
症状は200以上あると言われており、代表的なものが頭痛・腹痛・イライラ・倦怠感です。
プエラリアでホルモンバランスが整い症状が緩和することがある反面、摂取方法を誤るとかえって悪化します。
・更年期障害
更年期に女性ホルモン”エストロゲン”の分泌量が急減し、それが原因で諸症状が現れる状態を指します。
閉経前後10年(45~55歳)に起こることが多いと言われています。
プエラリアの女性ホルモン様物質でエストロゲンの働きを補えば、症状の緩和が期待できます。
しかし過剰摂取すると悪化する可能性が高くなります。
(3)その他にも押さえておきたい病気
女性特有の病気といえば、子宮や胸の病気を思い浮かべるでしょう。
しかし、甲状腺の異常から起こる「バセドウ病」も、女性に起こりやすい病気として認識されています。
バセドウ病は甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気で、眼球突出や動悸が症状として現れます。
プエラリアはホルモン系に影響するため、ホルモンの分泌を司る甲状腺とは無関係ではありません。
そのため、甲状腺の異常がある人は摂取を控えたほうが良いとされています。
プエラリアを摂取するなら、子宮や胸の病気だけでなく、甲状腺の病気にも注意しておきましょう。
(4)まとめ
プエラリアは女性ホルモン様物質を含むため、女性特有の病気に影響を及ぼす可能性があります。
乳がんや子宮がんなど、女性に起こりやすい病気には注意しましょう。
また、ホルモン分泌を司る甲状腺も、プエラリアが影響を及ぼし得る器官です。
バセドウ病など、甲状腺の異常にも注意しておくことをおすすめします。