なぜプエラリアは不眠に効果的なのか
(1)プエラリアに含まれる女性ホルモン様物質とは?
プエラリアは全世界で注目されており、日本でも多くの女性に活用されています。
その理由は、プエラリアには女性ホルモン様物質が豊富に含まれているためです。
女性ホルモン様物質の名前は”イソフラボン”と”ミロエステロール”です。
イソフラボンは大豆に含まれていることでお馴染みですが、プエラリアには大豆の40倍もの量が含まれています。
また、ミロエステロールは大豆イソフラボンの1000倍もの生理活性がある強力な成分です。
プエラリアの女性ホルモン様物質は女性ホルモン”エストロゲン”と構造が類似しており、体内でも同じように働きます。
そのため、バストアップや美肌をはじめ、骨粗しょう症の予防や生活習慣病の予防効果まで期待されています。
また、女性ホルモン様物質は不眠のケアにも効果的であると言われています。
次はその理由をチェックしましょう。
(2)プエラリアが不眠をケアするメカニズム
プエラリアに含まれる女性ホルモン様物質は、エストロゲンと同様に人体に以下の作用をもたらし、不眠をケアします。
・自律神経を整える
精神が安定し、眠りやすくなります。
・血流を良くする
体の冷えは不眠の原因のひとつです。
人間はまず体温を上げて、体の表面から放熱することで入眠状態に切り替えるのですが、体が冷えていると放熱がうまくいかないためスムーズに眠りに就くことができません。
血流が良くなると、冷えが改善されスムーズに入眠できます。
・ホルモンバランスが整う
女性は月経前に睡眠の質が悪くなると言われていますが、その原因の1つはホルモンバランスが乱れてしまうことです。
女性ホルモン様物質によってホルモンバランスが安定すると、不眠のケアに繋がります。
更年期の女性に睡眠障害が起こりやすいのは、女性ホルモンが減少して上記のような役割が十分に果たせなくなるためです。
しかし、プエラリアに含まれる女性ホルモン様物質によって不足している女性ホルモンの働きを補えば、睡眠障害が緩和されると考えられます。
更年期でなくても、情緒不安定や体の冷え・ホルモンバランスの乱れによって不眠を始めとする睡眠障害が起こっているなら、プエラリアを飲む価値があるでしょう。
(3)不眠以外の6つの睡眠障害
不眠以外の睡眠障害には以下の種類があります。
・過眠症
夜十分に眠っていても、日中に強い眠気が生じます。
・概日リズム睡眠障害
体内時計のリズムが昼夜のサイクルに合わせられず、日常生活に支障をきたします。
・入眠障害
眠りにつくまで長い時間がかかります。
・熟眠障害
睡眠時間が十分でも、眠った感じがしません。
・早朝覚醒
予定している起床時間よりも2時間以上早く起きます。
・中途覚醒
夜中に何度も目が覚めます。
当てはまる人はプエラリアの摂取を検討してみて下さい。
(4)まとめ
プエラリアは女性ホルモン様物質を含む成分です。
自律神経を整える・冷えを改善・ホルモンバランスを整えるといったサポートを行うため、不眠ケアの効果が期待できます。
不眠を始めとした睡眠障害がある人は、プエラリアの摂取を検討しても良いでしょう。