プエラリアに含まれるプエラリンとは?
(1)プエラリンはプエラリアだけに含まれる希少物質
プエラリアが世界中で有名になったきっかけは、イギリスの有名科学雑誌ネイチャーに「プエラリアに含まれるプエラリンには、バストアップ効果がある」と発表されたことです。
プエラリンはプエラリア独自の希少物質であり、女性ホルモン”エストロゲン”と類似した構造を持ちます。
プエラリンは体内で女性ホルモン様物質として働きます。
そしてエストロゲンと同様に、バストアップや美肌作りをサポートしてくれるのです。
プエラリンは女性を全身から女性らしくするため、以下のメリットを期待されています。
・バストアップ
・美肌
・美髪
・抑毛
・アンチエイジング
プエラリアの原産国であるタイにおいて、プエラリアを常食している民族は年をとっても若々しい見た目を維持しているそうです。
(2)プエラリンは強力すぎる?
美しくなりたい女性にはぜひおすすめしたい物質であるプエラリンですが、注意すべきはその作用の強さです。
大豆イソフラボンの40倍もの生理活性を有すると言われているため、過剰摂取すると容易にホルモンバランスが崩れ、以下の副作用が起こります。
・生理不順
・不正出血
・頭痛
・胃痛
・肌荒れ
・精神不安定
特に注意したいのが「女性特有の疾患」です。
乳がんや子宮がんなどが当てはまります。
ただし、このような深刻な病気が現れる前には、必ず別の副作用が起こっているでしょう。
その時点で摂取方法を見直せば、女性特有の疾患のリスクは低くなります。
短期間で大きなメリットを与えてくれる分、プエラリンの扱いには慎重にならなくてはなりません。
次に正しい摂取方法をまとめておきますので、体のためにも必ず守って下さい。
(3)プエラリンを摂取するなら絶対守ってほしいこと
まず、プエラリアからプエラリンを摂取するなら、1日の摂取量を制限する必要があります。
プエラリア製品の成分表に含有量が記載されているので、それを参考に1日のプエラリア摂取量を400mg以下に抑えて下さい。
はじめてプエラリアを摂取する場合は、200mgあたりから摂取をはじめて体を慣らすと副作用が起こりにくくなります。
サプリメントを半分に割るなど工夫して、摂取量を調節しましょう。
そして見逃されがちですが大切なことは、生理周期に合わせてプエラリアの摂取時期を調整することです。
生理前~生理中にプエラリアを摂取すると、プエラリンが過剰に働きホルモンバランスを乱してしまうためです。
自分の生理周期を把握し、
・生理前~生理中はプエラリアを摂取しない
・生理後~排卵期はプエラリアを摂取する
とメリハリをつけましょう。
また、先ほども伝えたように、乳がんなどの重篤な副作用が起こる前には必ず他の副作用が起こっているはずです。
摂取量や摂取時期を守っていても、副作用が現れたら一旦使用を中止することが大切です。
(4)まとめ
プエラリンはプエラリアにのみ含まれる希少物質で、女性ホルモン”エストロゲン”と構造が類似しています。
体内でエストロゲンと同様の働きをし、バストアップや美肌ケアなどのサポートを行います。
イソフラボンの40倍もの生理活性を有する強力な物質のため、摂取方法はしっかりと守らなくてはなりません。