プエラリアの植物性エストロゲンとは?
(1)プエラリアに含まれる2つの成分
プエラリアには、女性ホルモン様物質の”イソフラボン”と”ミロエステロール”が豊富に含まれています。
これらの成分には以下の2つの特徴があるため、「植物性エストロゲン」に分類されます。
・植物から抽出される
・体内で女性ホルモン”エストロゲン”に等しい働きをする
植物性エストロゲンは植物性の成分にもかかわらず、人間の体内で生成される女性ホルモン”エストロゲン”と類似した構造を有します。
そのため、植物性エストロゲンは体内でエストロゲン様物質として働けます。
(2)身近な植物性エストロゲン
植物性エストロゲンという名称は馴染みがなくても、”ポリフェノール”はご存知の方が多いでしょう。
植物性エストロゲンはポリフェノールの一種で、豆類・種子・穀物など幅広い食物に含まれています。
ポリフェノールは抗酸化力の強さが注目されており、一時期赤ワインからの摂取がブームとなった身近な成分です。
また、健康食品として世界中で食用されている大豆は、プエラリアと同様に植物性エストロゲン”イソフラボン”を含有しています。
特に日本人は、豆腐やみそ汁などを通してイソフラボンを多く摂取している民族です。
植物性エストロゲンは、意外にも身近な存在であると言えるでしょう。
(3)植物性エストロゲンの効果
植物性エストロゲンは、エストロゲン様物質として働きます。
よって、以下のようにエストロゲンと等しい効果をもたらします。
・女性らしい体作りをサポートする
・顔つきをやわらかくする
・コラーゲンの生成を助ける
・穏やかな性格にする
・髪にコシと艶を与える
・骨粗鬆症を予防する
・悪玉コレステロールを減らす
・自律神経を整える
・バストアップ
植物性エストロゲンに属する成分は、ほとんどがこれらの効果を有していると考えられます。
それではどんな植物性エストロゲンでも効果の出方は同じかというと、そうではありません。
例えばイソフラボンとミロエステロールを比較しましょう。
両者は類似した効果を有するものの、人体への作用の程度は全く異なります。
ミロエステロールはイソフラボンの1000倍の生理活性があるのです。
イソフラボンだけではバストアップが難しいと言われているのは、人体への作用が穏やかなためです。
一方ミロエステロールは強力に作用するため、バストアップサプリに積極的に活用されています。
このように、植物性エストロゲン同士でも作用の程度はかなり異なるため、目的別に種類を選ぶ必要があります。
(4)プエラリアなら美容と健康を両立できる
プエラリアには、作用が穏やかなイソフラボンも、作用が強力なミロエステロールも含まれています。
骨粗鬆症の予防や自律神経のケアなど健康面の目的がある人も、バストアップや美肌など美容面の目的がある人も、プエラリアで効果が期待できるでしょう。
プエラリアは副作用の強さが危険視されているものの、正しい摂取方法を心掛ければ長期的に飲み続けられる成分です。
・1日400mg以下の摂取
・生理前~生理中の摂取のお休み
以上2点を守り、安全に健康と美容を手に入れましょう。
(5)まとめ
プエラリアには”イソフラボン”と”ミロエステロール”という2種類の植物性エストロゲンが含まれています。
植物性エストロゲンはポリフェノールの1種で、大豆にも含まれる身近な成分です。
プエラリアは作用の程度が異なる2種類の植物性エストロゲンを有するため、健康面・美容面いずれの面でもメリットを与えてくれるでしょう。